2012年8月25日土曜日

一人称について思うこと

Twitterではるかぜちゃん(@harukazechan)をフォローしてるのですが。
彼女の意見に賛否両論があるし、信者がどうの晒しがどうのといろいろと周囲が香ばしい方ではありますが。
今日はその辺には触れずに、はるかぜちゃんが使ってる言葉、特に一人称について。

はるかぜちゃんは「少女革命ウテナ」の主人公・天上ウテナの影響で、一人称として「ぼく」を使っています。
いわゆる「ボクっ娘」。
一人称については以前どこかで自分の見解を語ったような気がしたんですが、ブログの過去記事にもTwitterのログにも残ってなかったので、多分旧ブログとかだったんだな。
なので改めて。

私は今でこそ「私(口語だと「あたし」)」を一人称に使ってますが、
小学校高学年~中学卒業までは「俺」を使ってました。言葉遣いも結構粗野で。
……あ、言葉遣いに関しては今も粗野だ。
というか、語彙が増えた分今の方が粗野だ。
とにかく、そういう子どもだったから、別に呼称の性差についてあんまりこだわりがない。
時代劇とか落語とか見てたら、男の人でも「アタシ」って使ってる人はいるし(まぁあんまり高い身分の人ではないけど。そして当時の人が実際に使っていたかは謎だけど)、
フィクションで慣らされてる分、年齢が下れば「ボクっ娘」へ抵抗を感じる人も減るんじゃないのかな。
ちなみに、私が「俺」を使ってた頃は周囲も「ボク」とか「オレ」とか「おい(地元の方言における一人称)」とかを使う女子が多かった。
もっと言えば、「おい」は家の辺りでは女性も男性も使います。こちらは、むしろ若い人ほど使わない一人称だけど。
今回は「一人称について~」だから話題をそこに絞るけど、
上記のように、環境のお陰(?)で一人称の性差をあまり気にしない自分が思うに、
一人称ってそんなに神経質になるようなものなのかなぁ?
ネットで見かけた話なので事実かどうかは知りませんが、世の中には自分のことを「ボク」と呼ぶことが原因でいじめるケースもあるそうで。そういういじめは多分原因はそれだけじゃないんだろうけどね。
日本語は人称代名詞がすごく豊富です。それは身分制が近代まで残っていたことや、職業によって使う言葉が違うこと、勿論性差や地方の違いなど、要因は様々あるので、豊富なこと=いいことでもありません。
逆に、一人称が「I(アイ)」しかない英語などを貶めているわけでもありません。
(「I」はともかく、「We」とか「You」とか、文脈によって意図するものが変わっていくのは面白いと思います。逐語訳しなきゃいけない場合は面倒臭いけどねっ)
話が脇道に逸れてばっかりで、読みにくくって非常に申し訳ないですが、
私が何を言いたいかというと、
「日本語が母語なら、一人称ってよりどりみどりじゃん。気に入ったの使えばよくない?」
ということ。オチがそれかよ!!
何でもいいじゃん、ぼくだろうが私だろうが俺だろうが、拙者だろうが小生だろうがわっちだろうが本官だろうが身どもだろうが。
あ、でも流石に朕はまずいかなぁ? 個人的には会ってみたいけどね、一人称=朕の人(勿論、本来その一人称を使うに相当するお方以外で、そういう人)。それ以前に、口語じゃねっつの。


# 上記の通り、中学当時は周囲の女子が大体そんな感じだったので、いじめは特にありませんでしたし、一人称が「俺」でもちゃんと男子にモテてる子はいました。いたと思います。その辺はあまりにも自分に無縁の世界なので何とも言えない……。
結局、社会に矯正されちゃったしね~。
# あと、自分は人間観察が好きな部類だと思ってたけど、世の中にはもっと人間観察が好きな人がいるんだなぁ。有名人の一人称が「ぼく」なことをいちいち気にする人とか、隠れオタかどうかをいちいちチェックする人とか。
いやぁ私なんてまだまだだ~。

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