8月下旬に発売した『千歳ヲチコチ』最新巻です。追儺編とでも名付けましょうか。
前巻末では、典侍が行方不明になっていて宮中に密かに不穏な空気が流れ、当の典侍がどこぞで目覚めたところで終わっていたのですが。
典侍はアメとムチの使い分けが巧みな方だなと思っていたのですが、やっぱりその手の趣味の方から慕われるのですね。今回の拉致事件の主犯もなかなか「エッジのきいた変態(原文ママ)」でした。
しかもラノベのキャラばりに設定の大盤振る舞い(イケメン、マザコン、ドM、ヤンデレ、陰陽師)な方で、ぽっと出の割にオイシイキャラでしたな。いや、作者的には盛り過ぎて使いづらいか?
しかし、今巻のハイライトは何と言ってもピンチのチコを亨が助けるところでしょう! 御簾越しだけど。
やっぱりいざって時の亨は格好いいなぁ。
更に、亨の服についていた蜘蛛を取ろうとするチコの手が御簾から出たシーンは、相変わらず描写が巧みだ。読んでて亨の驚きが伝わってくるみたいだった。
ただ、あれだけ印象的な出会いで、それぞれ記憶に強く残っているとしても、どっちもおニブさんだからすぐ恋だの愛だのには結びつかないんだろうなぁ。
あぁ、見ててやきもきする……。
Web連載の方では年が明けたお話に入ってるのですが、そっちはまたコミックスにまとまってから感想を書くことにしましょう。
追伸。
長山さんの技が更にすごいことになっていた(;゚Д゚)
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