2010年10月17日日曜日

王宮コメディ

先日嘆いていた漫画が、今月の予算内で買えそうだったので、
既刊全巻買ってきました。

Amazon.co.jp「カルバニア物語」1巻
http://amzn.to/bOrN3S
12巻まで出てて、今月13巻が発売予定です。

先日福岡の友人から薦められて、読んでみたら、ものの見事に最主要人物のエキュー・タンタロットに大ハマりしてしまい……。

 

掲載誌は徳間書店の「Chara」。
聞いて分かる人は分かるだろうけど、BLコミック誌です(笑)
でも、本作には同性愛描写はあるものの、主要カップリングはみんなノーマル(?)ですよ。
ただし、だからと言って男性にはオススメできませんが(読むのは一向に構わないけど)。
かといって、手放しに女性にもオススメできないんだよなぁ。
設定の矛盾や考証の甘さが気になる人には不向きかも。

 

お話は、「カルバニア」というとある王国で、史上初の女王(即位当時16歳!)が誕生した直後のところからスタート。
女王タニア・カルバニアと、その乳姉妹で公爵令嬢エキュー・タンタロットと彼女らを取り巻く周囲との、陰謀やお間抜けやちょっとのオカルトが生み出すコメディ展開(たまにどシリアスあり)が味な漫画です。

 

いっちばん好きなのはエキューだけど、その恋人のライアン・ニックス公爵や、タニアのことが好きなパーマー王国のコンラッド王子がお気に入りかな~。あ、あとバスク領主のタキオは、描き方が卑怯だ。性格ブスに見せといて周囲からの人望で攻めて最終的に本人の男前言動で株を上げるんだもんな。くっそぅ。
女性キャラだと(←待てエキューも女性だ)、タニアはもちろんのこと、ハットン夫人や、パーマー王国伯爵令嬢のシルヴァーナ・クルタンが好きだ。シルヴァーナはマイナーだけども。

まぁ何にせよ、エキューの「本能丸出し野生児令嬢」っぷりが爽快な漫画です。
男装とドレス姿のギャップがツボだ。
っていうか、違和感が無いからだとしても、公爵令嬢を男装のまま公の場に出してしまうカルバニアのおおらかさっぷりは……。

 

巻末あとがき内のショート漫画「にょきにょきえきゅうちゃん」もオモシロです。ほんとえきゅうちゃんってばにょきにょきだ!!

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