2011年6月11日土曜日

舟木一夫

最近、母からCDを借りて、舟木一夫大全集を聴きまくってます。iPodで。

元々親が青春歌謡全盛期育ちなのと、日中の家中のBGがRKBラジオなので、演歌・歌謡曲・フォークやグループサウンズ等々、昭和のヒットジャンルには抵抗がないです、はい。

で、更に、舟木一夫は母の青春でもあったようで、滅多に、いや全く、音楽ソフトを買わない母が、私が把握している限り唯一自発的に買ったCDが、件の「デビュー35周年記念舟木一夫大全集(5枚組・\16000くらい)」なので、その思い入れや如何。

だから私も、同時期の売れっ子歌手の中でも舟木一夫が一番強い印象とともに知っています。


っつっても、全部で100曲ほどの内、私がいいなぁと思ってiTunesにインポートしたのは30曲くらいだけどね。

 

やっぱり初期の青春歌謡路線の曲に印象深いのが多くて、大全集で言ったら1~2枚目が中心。
代表曲「高校三年生」は勿論好きだけど、他、特に好きだなと思ったのが「あゝ青春の胸の血は」「成人のブルース」「ブルー・トランペット」「一心太助江戸っ子祭り」です。
特に「ブルー・トランペット」は、曲調やトランペットのソロ演奏もさながら、タイトルと歌詞に込められた意味の深さにグッと来た! 失恋して「ブルー」になって、夜の「ブルー」に染まるトランペットを吹いている、というダブルミーニング! 深いなぁ。

 

一方で「一心太助江戸っ子祭り」は、ちゃきちゃきの江戸っ子心情を表現していて、サビ部分で次から次に出てくる江戸の地名の掛け言葉が楽しくて好きです。
「内藤新宿」って初めて知ったし……(自分の無知さ暴露)。
(全くの余談だけど、最近ネイティブの江戸、下町訛りを聞きたくてしょうがない)

 

もっと時代が下った時期のだと、「むかえ火」が好きだな。これは演歌な曲調だけど、妻の初盆を歌った歌詞が切ない……。

 

と、まぁ、CDを借りようと思った時の想定以上に入れ込んでて、プチブーム到来中です。

歌謡曲の歌い方って、演歌の小節や、ビブラートほど大げさではないけど、短い声の揺らぎがあって、ソウルっぽいなーと感じた(もっとも、ソウルのソレははっきりと「ビブラート」ですけどね)。曲調もジャスベースだったりマンボとかタンゴとか海外風を取り入れてたりで、根本は今のJ-POPと何ら変わりないのね。

Eテレでやってる「フック・ブック・ロー」でもやたら昔の曲を歌ってるし(というか、私の最近の懐古ブームの火付け役はフック・ブック・ロー)、
しばらくは昭和の名曲巡りが続きそうかな。

 

#しかし、残念なことに舟木一夫は曲のトーンが低くて、原曲キーじゃ私は歌えない。オクターブ上で歌うか、キーを変えるかしないと……。

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